世界遺産;宮島・厳島神社 22、世界遺産;厳島神社の仮設 「厳島神社と海上神殿」 日本三景の一つ「厳島」(宮島)は、厳島神社を中心とした島全体をいい、 1996年、世界遺産・文化遺産に登録された。 日本三景は、他に天橋立(京都府宮津市にある砂嘴)と 松島(宮城県松島町を中心とした多島海)があるのは周知であるが、 この二箇所いずれも世界遺産登録に動いたが、 現時点では「厳島神社」以外は登録に至っていない。 日本周遊紀行 日本の世界遺産 旅の記録集 山旅の記録集 世界遺産・日光 |
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主題はブログにリンクします 22、世界遺産;厳島神社の仮設 「厳島神社と海上神殿」 なぜ、これほどまでの海上神殿を造ったのでしょうか・・」? 長野県・定勝寺には、厳島と普陀山を結びつけるてががりが残っています。 鎌倉時代のものとされる掛け軸、そこに描かれていたのは普陀山の絵でした。 普陀山の信仰が、日本にも伝わっていたのです。 そこに書かれている潮音堂には、洞窟の中で海の上に建つ観音様が書かれています。 この潮音堂が、厳島神社の原点だというのです。 確かに普陀山には潮音堂があり、観音様が修業をしたと言われています。 仏教では、修業の際周りの音が重要で、観音様は海の音によって心を落ち着かせ、悟りに至ったのだそうです。 海と観音は、古来より深く結びついていたのです。 そして、清盛が築いた海上神殿、それは、海に建つ観音そのものに思えるというのです。 その社殿は、波の音が聞こえる海の上になければなりませんでした。 選択肢はなかったのです。 記録によれば、清盛は厳島神社で大法要を行っています。 僧の人数は南北の回廊に各500人。 回廊には1万を超える松明が焚かれ、僧千人による読経が海に鳴り響きました。 清盛が催したこの千僧供養は海上神殿・厳島神社を人々に深く印象付けました。 次回、「厳島神社中国の普陀山」
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