世界遺産;宮島・厳島神社 19、世界遺産;厳島神社の概説 「厳島神社の三女神」 日本三景の一つ「厳島」(宮島)は、厳島神社を中心とした島全体をいい、 1996年、世界遺産・文化遺産に登録された。 日本三景は、他に天橋立(京都府宮津市にある砂嘴)と 松島(宮城県松島町を中心とした多島海)があるのは周知であるが、 この二箇所いずれも世界遺産登録に動いたが、 現時点では「厳島神社」以外は登録に至っていない。 日本周遊紀行 日本の世界遺産 旅の記録集 山旅の記録集 世界遺産・日光 |
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主題はブログにリンクします 19、世界遺産;厳島神社の概説 「厳島神社の三女神」 厳島神社の三女神 宗像大社は宗像三女神を祀る神社です。 この宗像三女神は海運の守護神とされてきました。 福岡県宗像市田島の辺津宮(へつみや)に祭られている イチキシマヒメノカミ(市杵島姫神)、 大島の中津宮に祭られているタギツヒメノカミ(湍津姫神)、 沖の島の沖津宮に祭られているタゴリヒメノカミ(田心姫神)を、 宗像三女神といいます。 記紀神話によれば、 これらの三女神はアマテラスオオミカミ(天照大神)と スサノヲノミコト(素戔鳴尊)の「誓約(うけひ)」のとき、 天の安河(あまのやすかわ)で産まれたと記述されています。 そして、厳島神社のご神徳ともされ海路守護、 交通安全、豊漁、治水守護、国家鎮護の7神様でもあります。 因みに、海の神でもある宗像信仰では、 もう一つの神社の宗像大社があります。 宗像大社も宗像三女神を祭っている神社で、 全国六千社ある宗像神社の総本社で、福岡県宗像市にあります。 厳島神社は平清盛が造営した神社で、 神託によって海上交通の要として宗像神を祀る神社を建てたそうです。 同時に神仏習合の時代であったので、 僧の修行の島でもありました。 清盛は日宋貿易を発展させるために 宋の港近くにある普陀山に倣って、 厳島神社を造営したといわれています。 貿易船の目印になり、普陀山を通る際に船員らは無事を祈願し、 逆に日本からやってきた者はここまで来て安堵したといいます。 同じようなランドマークを清盛は 厳島に求めたという考えが強いです。 そのため明治の神仏分離令によって神社となりましたが、 背後の山は弥山(みさん)といい、 明治まで本尊は普陀山と同じ観世音菩薩でした。 宋船は厳島神社を通る際には安堵し、 出るときは無事を祈願するという事をしたわけです。 次回、中国の普陀山との関係、
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