沖縄紀行と案内・6

沖縄紀行Part6:(琉球・沖縄の歴史)     Part7:(沖縄の歴史・古琉球時代)へ
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沖縄紀行(6)沖縄 「沖縄の歴史(2)」



【沖縄の古琉球時代】(12世紀〜13世紀初)


長い貝塚時代の後、琉球は農耕社会を基盤としたグスク時代(12〜15世紀)を迎える。
グスクとは、沖縄県を中心に奄美諸島から八重山諸島にかけて多数存在する古琉球(グスク)時代の遺跡で、地域により形態や呼び方に違いがあるともいう。

標準語でグスクは城(しろ)と訳されるようだが、しかし、グスクの全てが軍事拠点として使われていたわけではなく、そのグスクの起源については様々な説があり主に「聖域説」、「集落説」、「城砦説」に分けられるという。
ただ、琉球王国が三山時代を迎えると、鮮明に戦略的意味合いも持ち、グスクははっきりした城郭の意をもつようになる。其のグスクは王や按司の居城となった。

琉球三山時代は古代琉球の時代区分の一つで、1300年代年から1400年代をいうらしい。
沖縄本島では13世紀に入ると、各地で城(グスク)を構えていた按司(あじ、あんじ:古琉球時代の階級の一つ、諸侯に相当する)を束ねる強力な王が現れ、14世紀には其々三つの国に纏まったといわれる。
それは南部の南山(なんざん)、中部の中山(ちゅうざん)、北部の北山(ほくざん))であり、三つの王統が並立する時代が約100年の間続いたという。 

いずれも三山、三国とも其々に中国、明王朝との交流を深め、朝貢(外国人が来朝して貢物を奉ること)外交を繰り広げたが、その中から中山の尚巴志(しょう はし)氏が次第に勢力を増し、1416年には北山を、1429年に南山を滅ぼして琉球を統一し琉球王国が形成されたとされる。
そして、1872年には薩摩の侵攻によって実質的に琉球王国は滅亡し、更にその後、1879年の明治政府による琉球処分が行われ琉球藩になるまで、約450年間続いた琉球列島に存在した国家である。


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【沖縄の世界遺産】

沖縄といえば基地やリゾートに注目されがちでであるが、過去には日本本土とは全く異なる固有の文化や歴史があり、そして、沖縄にも数多くの遺跡が存在した。
未だ発掘されていないものや基地の中に埋もれたままのものも含めると、膨大な数の遺跡が存在するといわれる。その中で保存状態の良いもの、或いは当時の状態が復元されたものなど全部で9箇所の遺跡が確認され、それらは2000年12月『琉球王国のグスク及び関連遺産群』として世界遺産に登録された。

沖縄の世界遺産の多くは、ある特定の年代に作られたもの、またはその時代に繁栄した拠点とされているもので、特定の年代とは、三山時代と呼ばれる群雄割拠の戦国時代から、琉球王によって琉球が統一され、平和と安定がもたらされるまでの比較的短い期間である。

沖縄にある多くのグスク(城)及び遺跡の中から、五つのグスク(首里城、中城城跡、座喜味城跡、勝連城跡、今帰仁城跡)と、その関連遺産の四つの遺物(園比屋武御嶽石門、玉陵、識名園、斎場御嶽)が、第24回世界遺産委員会会議で2000年(平成12年)に世界遺産登録された。

これらの公式名称は、「琉球王国のグスク及び関連遺産群」といい、沖縄本島北部、中部、南部と本当全体に亘って分散しているのである。

尚、沖縄の世界遺産についての詳細は、本稿で順次述べることにします。。


次回は、引き続き「沖縄の歴史」   Part7:(沖縄の歴史・古琉球時代)へ    沖縄詳細目次  


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