沖縄紀行と案内・18

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沖縄紀行(18)沖縄諸島 「サンゴと珊瑚礁」



今年(2008年)は、「国際サンゴ礁年」といわれる年らしい・・!!、

最終日になった、本日も天候には恵まれそうである。
目覚めてテラスのガラス戸を開けると沖合いからゴーゴーという海鳴りの音にビックリした。
よくよく観ると遥か沖合いが横一線になって白波が砕けていて、その音が風の乗って聞こえてくるのである。 
あの辺り「サンゴ礁」が横たわっているのであろう・・?。


ここで「沖縄とサンゴ」について・・、

ところで、先にも記したが沖縄県は日本の最南端と最西端に位置し、東西1000km、南北400kmに及ぶ広大な海域に点在する大小160の島々で構成されて、うち有人島は50存在する。 
最も大きな島は無論沖縄本島で次に西表島、石垣島、宮古島の順であるが。 

その沖縄県は北緯24度から28度にあり、日本のなかで唯一の亜熱帯海洋性気候に属し、年間の平均気温が約23度と暖かかである。
そこで、このような亜熱帯の清冽な沖縄の海といえば、やはりサンゴ及び珊瑚礁であろう。

サンゴ礁とはサンゴによって作られた岩礁のことを指し、沖縄は本島は言うに及ばず周辺の大小島々の大部分の周辺海域はサンゴ礁で満たされていると言われる。 そして島々の中には、サンゴ礁のみで形成された島もある。 
宮古島や竹富島などがその代表例で、沖縄本島の南半分は古い時代のサンゴ礁で出来ているともいう。


サンゴの活動は、非常に微細なものである・・、

サンゴの登場は4億6,000万年前ともいわれ、実に恐竜登場以前のことである。
その気の遠くなる時間と小さな生物たちの驚くべきシステムによって、サンゴは壮大な自然環境そのものを造り上げ、多くの生物たちを養ってきている。 
その営みのなかで形作られるサンゴ礁の壮大さに驚愕するのである。

ご存知世界最大のサンゴ礁は、オーストラリアの「グレートバリアリーフ」である。
これは日本列島よりも大きく2,000Km 以上の長さを誇るという。 
実は地球上の生物が造り上げたものとしては最大の構造物で、人間はせいぜい埋め立てて領地を広げることはできても島そのものを造ったことはない。
人類最大の建造物というと「万里の長城」や「ピラミッド」などが思われるが、それさえチッポケなものに見えてしまうのである。
又、現代では二酸化炭素が地球温暖化の最大の原因といわれ、サンゴが二酸化炭素を取り込んで固体化する作業は地球環境にとって非常に重要な役割を果たしている。
このようにサンゴ礁の地球への貢献度は計り知れないし、この壮大な営みは自然界最大の偉業の1つだといわれる。


このようなサンゴ礁は形成過程によって裾礁(きょしょう)、堡礁(ほしょう)、環礁の三つに種類別されるという。

サンゴの卵は生育環境にあった浅瀬を見つけ岩などに付着する。 無事に成長できれば沖へ沖へと広がりこれが「裾礁」となる。
裾礁は沖縄でよく見るビーチにつながるサンゴ礁のことで、サンゴ礁の上に島が乗っているように見えるが裾礁が島を取り囲んでいるのである。 
外礁(サンゴ礁の縁)に囲まれた礁の内部は浅い礁池(しょうち)となり、上空から見ると濃い水色に見える。 
現在の日本のサンゴ礁のほとんどが裾礁で、沖縄がその代表格であるが沖縄の海が「エメラルドグリ―ン」に見えるのはこの為である。

海水面の上昇や地殻変動で島の沈降が進むと、外礁は海面の光を求めて上へ上へと成長し、島との間に10〜100mほどの深く落ち窪んだ凹部分ができる、これを「ラグーン」という。
ラグーンを持つサンゴ礁を「堡礁」といい、ラグーンの有無が裾礁と堡礁の違いである。 
英語ではバリアリーフといい、オーストラリアのグレートバリアリーフも堡礁である。

島が完全に沈んでしまうと、上から見ると真中にぽっかりと穴のあいたドーナツのようになる、これが「環礁」である。 
先般紹介した「水納島」はその環礁の部類であろうといわれる。


ビキニ環礁」というのは水爆実験か何か、何処かで聞いた名前だが、赤道付近の太平洋には環礁が点在する。 
海面上昇で消滅の危機に在ると言われるモルジブやツバル、キリバスなどは国土の殆どが環礁の上にあるという。 
これらの国の人々にとってサンゴ礁は自らを育む大地なのであり、サンゴ礁は、このように島を造り美しい自然環境を造り出すのである。

サンゴ礁の外側は急に深くなっており波も高いが、外礁に囲まれた礁池や礁湖は、外礁が激しい波浪を止める天然の防波堤となるため波が穏やかである。 

小生がホテルの窓から見えたのはこの現象であった。


サンゴのすき間は小さな生物の隠れ場所に都合がよく、それらを捕食する大型動物も集まってくる。 
サンゴ礁は実に多様な環境が作られ、多くの生物が生息することとなる。 
サンゴ礁は、生物多様性の観点からも重要な場所といえる。

更に、礁池の内外には砂浜やアマモ(海草:地下茎を噛むとほのかに甘いことに由来するという、海藻・あまもに通じるとの説もある)の海域もできる。


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沖縄の渚が白く美しいのは、サンゴの砂浜だったのだ・・!、

サンゴ(珊瑚)は、「サンゴ虫」という固い骨格(Ca:カルシウム)を発達させる動物である。 
その生命体は非常に複雑な生態系の中に密集する性質を持っている、これがサンゴ礁である。 
サンゴは世界最古の動物で数億年の歴史を持っているが、ストレスに弱く、サンゴ礁の自然は簡単に壊れてしまう「ガラスの城」だともいわれる。

今年は『国際サンゴ礁年』といわれる年らしい・・!!。
サンゴ礁を守ろうと世界各国が民間団体とともに定めたらしい。

沖縄県は、温暖化などで減る続けるサンゴ礁を保護し、増やすためにダイバーや観光客も参加できるサンゴの植え付けなどの取り組みを、離島を含めた県全域で進めているという。 
県によると、昭和47年には沖縄本島の海岸線が54%ほど確保されていて、所謂、良好の状態を保っていた。
即ち、危機的状態の割合が24%程度と少なかった。

因みに、海底がサンゴで覆われる割合が50%以上を良好とし(被度という)、被度が10%未満を危機的と称している。 
ところが年々悪化して、平成16年には良好はゼロとなり、逆に危機的エリアが92%にまで拡大していると言われる。 サンゴを食べるオニヒトデが大量発生し、海水温の上昇による死滅や海岸の開発工事による赤土流出などが原因であるといわれる。


海水温の上昇については・・、

1990年代後半にはサンゴ生息域の大部分で海面温度が過去最高を記録したといい、今後もさらに温暖化は進み、地球の気温は2100年までに1℃から3.5℃に上昇すると多数の気象学者は予想されている。 
非常に限られた温度帯の中でしか生きられないサンゴにとって、非常に厳しい見通しであるといわれる。

そこで「白化現象」とは・・?、

近年、沖縄県八重山諸島近海では海水温の上昇が原因とみられるサンゴの白化現象が発生し、大きな問題となっている。
サンゴは海水温が30度を越すと、サンゴと共生する「褐虫藻」(非常に小さな単細胞の生物)が減少し白化現象が発生するという。
サンゴは、この褐虫藻の光合成に頼って栄養分、エネルギーを補給しているが、サンゴにを与えるだけでなく、サンゴ礁の形成にも役だっている。
これが失われるとサンゴは白化し、長期間続くとサンゴは死滅するという。

この海水温上昇の原因は地球温暖化が関係しているとされる。

1998年と2007年は東南アジアからフィリピンの東沖の海水温が上昇する「ラニーニャ現象」が発生している。 八重山諸島近海の海水温も平年より高い状態にあり、30度を越す海域も例年以上に広がっていると。 
アメリカの有名な研究機関で地球環境を予測するシミュレーションによれば、50年後には殆どのサンゴは死滅すると計算されているという。 
サンゴの消滅は海中の生態系、海岸の生態系にただならぬ変化をもたらし、この変化が引き金となって悪循環に陥るようなことがあれば、地球システムそのものが崩壊の危険性に直面するとも言われるが、果たして・・!!。

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