世界遺産;宮島・厳島神社 27、世界遺産;厳島神社の仮設 「厳島神社;中国貿易と仏教」 日本三景の一つ「厳島」(宮島)は、厳島神社を中心とした島全体をいい、 1996年、世界遺産・文化遺産に登録された。 日本三景は、他に天橋立(京都府宮津市にある砂嘴)と 松島(宮城県松島町を中心とした多島海)があるのは周知であるが、 この二箇所いずれも世界遺産登録に動いたが、 現時点では「厳島神社」以外は登録に至っていない。 日本周遊紀行 日本の世界遺産 旅の記録集 山旅の記録集 世界遺産・日光 |
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主題はブログにリンクします 27、世界遺産;厳島神社の仮設 「厳島神社;中国貿易と仏教」 宋との貿易の拠点だった大輪田泊(おおわだのとまりは、古代神戸市兵庫区に所在していた港) 宋銭の各種(中国の宋代に鋳造された銅銭、南宋と北宋がある) 中国貿易成立の秘密とは仏教と厳島神社だった。 兵庫県神戸、日本最大級の国際貿易港です。 ここで、新たな遺跡が発見されました。 発見されたのは、800年以上前、 平安末期の権力者の邸宅でした。 珍しい海外製品・白磁・青磁などです。 宋の時代に造られたものでした。 それは、盛んに宋と日本が貿易していたことが解ります。 宋銭が発見されており、 それは、日本の貨幣経済の始まりでした。 清盛は日宋貿易の為に福原に居をうつし、 貿易を拡大させていきました。 まず福原に巨大な港を築き、 宋の船が瀬戸内海を通って福原に来れるようにしました。 対等な貿易関係を築きましたが、 そこには、巧みな外交戦略がありました。 政治・経済・文化のtopを走り続けてきた中国、 その中国と対等な貿易関係を築くために、 仏教を利用したのです。 清盛は中国・寧波の寺から仏舎利を得ていました。 これは、中国の仏教勢力の仲間入りをした証拠です。 この仏教勢力を利用して日宋貿易をしたのです。 切り札の輸出品は、硫黄。硫黄は火薬の原料となり、 武器を造るのに必要不可欠でした。 当時宋は、北方民族「金」の侵略を受けていました。 武器の確保は、宋にとって最重要課題だったのです。 清盛は、非常に優れた情報収集能力を持っていて、 当時の東アジアの情勢については 自分の手のひらを見るように詳しかった”のです。 宋が弱体化している今こそ、 平等な貿易関係を築くことが出来る 絶好のチャンスだと思っていました。 清盛は、非常に優れた戦略化であり、 偉大な外交家だったのです。 次回、 「平家滅亡と厳島神社」
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