世界遺産;宮島・厳島神社 25、世界遺産;厳島神社の仮設 「厳島神社と普陀山の補陀落とは」 日本三景の一つ「厳島」(宮島)は、厳島神社を中心とした島全体をいい、 1996年、世界遺産・文化遺産に登録された。 日本三景は、他に天橋立(京都府宮津市にある砂嘴)と 松島(宮城県松島町を中心とした多島海)があるのは周知であるが、 この二箇所いずれも世界遺産登録に動いたが、 現時点では「厳島神社」以外は登録に至っていない。 日本周遊紀行 日本の世界遺産 旅の記録集 山旅の記録集 世界遺産・日光 |
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主題はブログにリンクします 25、世界遺産;厳島神社の仮設 「厳島神社と普陀山の補陀落とは」 中国・普陀山の海辺の洞窟 普陀山多宝塔 中国・普陀山の不肯去観音院 中国・普陀山の島には南海観音の巨大な像があり、 これは新し1997年に作られました 。この台から南方の海を見渡す風景は絶景です。 そもそも普陀山が観音の聖地と見なされるに至ったのは、 日本人僧の慧鍔が唐代に観音像を日本に将来しようとして、 その観音像がここから動かなくなったため、奉じて観音の庵を作ったことが発端となっているとのことです。 ここは日本のお寺が協力して建てたようで、 日本の各地の観音菩薩の模像が数多く安置されています。 お坊さんの数も多く、仏教学院が島内にもあります。 しかし、なんといっても圧倒的だったのは信徒の姿で、 数も多く、また非常に真摯に祈る姿が印象的です。 観光が普遍的になる中、 中国全土からお客が訪れる地となっているようで、 仏教と観光と、ともに力強く復興している様子が強く感じられます。 当地が観音霊場となった由来は、 後述の「普済禅寺」の項にも記述される通り、916年、 中国への渡来僧である慧萼(えがく)が、 中国留学を終えて日本に帰国しようとした際、 日本に招来しようとした観音菩薩が当地で 日本に渡ること拒んだ(=不肯去)、という故事にちなんでいる。 よって、その観音菩薩は「不肯去観音」と称されており、 そのお堂は「不肯去観音院」と呼ばれる。 以後、この舟山群島中の普陀山は、 観音菩薩の浄土である補陀落に擬せられ、 人々の信仰を集める中国有数の霊場となり、 「普陀山」という名称の由来も浄土を意味する補陀落からきています。 次回、「厳島神社;普陀山と平清盛の関係」
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