世界遺産;宮島・厳島神社

11、世界遺産;厳島神社の概説 「平家一門と厳島神社」


日本三景の一つ「厳島」(宮島)は、厳島神社を中心とした島全体をいい、
1996年、世界遺産・文化遺産に登録された。
日本三景は、他に天橋立(京都府宮津市にある砂嘴)と
松島(宮城県松島町を中心とした多島海)があるのは周知であるが、
この二箇所いずれも世界遺産登録に動いたが、
現時点では「厳島神社」以外は登録に至っていない。



         
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11、世界遺産;厳島神社の概説 「平家一門と厳島神社」






京都市下京区 若一神社の平清盛像




宮島に鎮座する清盛神社







平家一門と厳島神社

安芸の宮島、厳島神社は世界遺産に指定され、今日も多くの観光客を集めています。

もみじ饅頭、そこらじゅうで目にする宮島鹿、またカキが美味しくて最高ですが、やはり一番は海にデーンとそびえる朱塗りの大鳥居や華麗なる社殿、回廊など、あの荘厳なたたずまいにはロマンを感じずにはいられないです。

「平家物語」には清盛が実際に厳島神社の回廊を歩く場面は無いんですが、やはり清盛があのズアッと決まった入道姿で、一門をひきつれて、肩で潮風を切ってズシッ、ズシッと
歩いてたと想像も出来ます。

そもそも清盛が厳島神社の信仰をはじめたのは、1146年安芸の守に就任した時にさかのぼります。
就任中に清盛が厳島信仰に目覚めるキッカケがあったようです。 「平家物語」には詳しくそのいきさつが語られています。

清盛は安芸守の再任を願って高野山の大塔を造営した時、清盛の眼前に老僧(奥院の阿闍梨と名乗る)が現れ、「(厳島は荒れ果てているので)早く厳島神社に奉仕せよ」と述べ、清盛が厳島に参詣したら、巫女から従一位太政大臣になるだろうと告げられ、そ果たしてその予言どおりになったという。

清盛はこの老僧を厳島明神の化神と考え、巨費を投じで厳島神社の造営を行ったというものです。
この逸話は俄かに信じられるものではありませんが、平家一門が厳島に奉納した「平家納経」の清盛直筆の「願文」には、夢に一沙門(僧侶が現れて、「厳島を信じれば必ず功徳が得られる」と告げられたことが記されているといいます。

いずれにしても清盛が厳島神社を崇めるようになったのは、この神秘体験がキッカケだったといえそうです

また平家一門は氏神というべき神社がなかったこと、厳島は古代から瀬戸内の民の信仰を集めており、かつては航海の守護神であったという見方があったことに加えて、清盛は瀬戸内海を影響下に置くことや、宋との交易の振興を宿願としていたこともあり、清盛は厳島神社を氏神として崇敬、厳島神社も平家の帰依によって発展することになります。



次回、「厳島神社と宗像三神」





        
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