穂高岳登山(3)
上高地から岳沢、過酷な重太郎新道、そして吊尾根と前穂、奥穂高へ




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期日 昭和54年(1979年)9月22日〜25日
メンバー 単独
登山コース 上高地⇒岳沢⇒重太郎新道⇒前穂⇒吊尾根⇒奥穂高岳⇒ザイテングラード⇒涸沢⇒横尾⇒上高地
穂高岳登山各頁へリンクします)
. はじめに 5 岳沢ヒュッテ 10 下山者 15 迷路の前穂 20 単独女性登山者
1 出発 6 岳沢の山小屋 11 水分補給 16 前穂高岳頂上 21 難路・吊尾根
2 上高地→岳沢 7 重太郎新道へ 12 過酷;重太郎新道 17 前穂・北尾根 22 疲労困憊
3 岳沢の河原 8 今田重太郎氏 13 クサリ場 18 同行者 23 南稜の頭
4 岳沢カール 9 カモシカの立場 14 紀美子平 19 吊尾根へ 24 奥穂高岳頂上

(標題はブログにリンクします)


穂高岳登山(3) 「岳沢の河原」 
(画像の大部分は和田氏提供による、現地イメージ写真です)




岳沢風穴:dh8



先ほどの四人グループが、まだ歩き始まって間もないというにニコニコ顔で休憩を取っていた。 
聞くと、ここには「風穴」があるらしい・・!、


風穴は、洞窟の中に夏でも氷が解けずに残っていて天然のクーラーのようになっているらしく、信じられないぐらい涼しい風が吹き出している。
岩を触っても冷たく、休憩するにはぴったりの場所である。


一息入れて、小生は先を急いだ。

又々、若者たちに遭遇した。 

ハリモミの木の根っこの周りを何やら探し回っている。 

「何ですか・・?、」と伺うと

「“木の子”が有るんですよ、シメジですけど、ラーメンに入れて食べると美味しいですよ・・!」 と、のんびりしたもんである。

「そうですか、 ところで今日はどちらまで・・?」

「はい、岳沢ヒュッテデポ(荷物を一時置いておく)して、前穂を往復します」と、軽く言う。 


いくら「前穂を往復」といっても、これから先はやはり相当な長丁場であるが、若者たちは山慣れしている様子で、全然気にしてないようだ。

「それでは、お先に・・」
と挨拶を交わして、先へ脚を進める。


又、黙々と自分のペースを乱さないように、一歩一歩と歩を進める。 
今のところ別段、呼吸の乱れもなく、汗もかいてはいない。

風穴から10分ほどで、ガレ場(登山道の上に岩石がごろごろ積み重なっている場所)があり、この広い河原が遥か上方にまで延びている。



この河原がルートになっているらしく、岩石の上を注意しながら登ることになる。 
一頻り(ひとしきり)ジグザグの急登を上りきると、やがて視界が開け、休憩地としては適地な平坦なところへ出た。


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岳沢ガレ場(上部は吊尾根稜線):dh13



この地も賽の河原を思わせるような大小の岩石が累々としている。 
本来なら眼前上方には穂高連峰が見えるはずであろうが、残念ながら本日は雲に遮られていて、その姿は無い。 


ガスが動いている、結構、激しい動きで移動しているのが判る。 
しかし、晴れることの無い濃い雲の動きである。 

山腹あたりから次から次と発生しては上方へ導かれ、留まることを知らないようだ。 
何か不思議なものを観るようである。


休憩しながら気が付くと、この地は、太古の昔、氷河の浸食作用によって造られた“カール” (氷河の浸食によって山地の斜面に生じた半円形の窪地。日本では第四紀の氷期に形成され日本アルプス、日高山脈<北海道>の頂上付近にある。圏谷・ケンコク)というもので、その見事なまでに美しい斜面が見わたせる。 

無論、雪渓は既に消えて無く、それどころか水の姿は全く無い。 

そう言えば、このルートは沢歩きにしては、水場がないことでも知られている。 

下方は上高地のバスターミナルや帝国ホテルの赤い屋根が静まり返っている・・?。

次回へ続く・・、   穂高岳4へ


尚、写真掲載の大部は、「和田様」の御提供によるものです。
和田氏ホームページへ  
http://www.tok2.com/home/pokopoko110/newpage172.html





        

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